2019/10/29 21:27
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治療の話
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こんにちは!
いとう鍼灸院・整骨院の伊藤です。
今日は最近お問い合わせの多い、産後の骨盤調整の流れをお話ししたいと思います。

今日は8月に出産されたお母さんが来院してくれました。
2人目のお子さんで、3700gの元気な男の子だそうです。
抱きながら立ち上がった際に腰が痛くなったとのことで、
施術室へ入ってきた時には腰が伸びず、足を少し引きずるように歩いていました。
まず検査をします。
仰向けで足を上げてもらうと、右の股関節と腰に痛みがありました。
足の親指には左右どちらも力が入りません。
これは典型的な骨盤の緩みによる歪みの症状です。

処置をすると親指は力強く動き、腰の痛みも消えました。
ですが足を上げた時の股関節の痛みは消えません。
今度は足の感覚を検査してみます。
すると右の足だけ感覚が鈍くなっています。
右の骨盤は締まりすぎの歪みも併発していました。
これを処置します。
「固い」かなりガンコな歪みです。
処置を繰り返すと歪みは取れ、足を上げた時の痛みが消えました。
更にお話を聞くと、妊娠8か月の頃から恥骨に痛みがあったそうです。
通常恥骨は固い靭帯に囲まれているので、痛みが出にくい場所です。
ただし出産の前後には出産のため、
関節が緩みやすくなっており、痛みが出ることがあります。
ここは運動療法で対応することにしました。
恥骨を動かすための運動です。
シンプルですが効果の高いものなので、毎日続けていただくようお願いしました。
以上がおおまかな産後の骨盤調整の流れになります。
患者様ひとりひとり痛みの場所も原因も違いますので、
処置の内容も施術効果も少しずつ異なりますが、
気になることがありましたら何でもお気軽にご相談ください。
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