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顎関節症について

2019/11/11 20:07 ジャンル: Category:治療の話
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こんにちは!いとう鍼灸院・整骨院の伊藤嘉信です。
今日は顎関節症の女性の患者様のお話しです。
口を開けると大きく開けようとすると「ガコ!」と鳴ります。
お顔を診ると眉間と鼻を結ぶラインと顎のラインがずれていて、顎が右側に
ずれているように見えます。あごやこめかみの辺りの筋肉を触るとガチガチです。
首や肩の痛みも併発していて頭痛にも悩まされているそうです。

続いてもう一つ検査をします。
仰向けで寝ていただいてまずは口を閉めた状態で2cm程頭を浮かべます。
問題なくできるようです。
今度は口を開けた状態で2cm程頭を浮かべてもらいます。
首がつらくて上げていられない、首筋がぷるぷるしています。

これはあごが原因で首の安定性が落ちていて、それで首と肩に余計な力が
入ってしまって首と肩の痛みがなかなかとれくなっている可能性があります。

あごの施術は文字で書くのは難しいのですが、筋肉を弛めたり関節の軸を
合わせる施術を5分~10分ほどします。特に施術による痛みはないと思います。

再度口を開けてもらうと「ガコ!」という音もなく、しかも先ほどよりも大きく
開けることが出来ました。

口が開けられない、音が鳴る、頭を浮かせるテストが出来ないという方は、
1度あごの施術を受けていただくのをオススメします。

もちろん施術の効果は患者様により異なりますし、原因のない痛みは
保険施術ではなく、自費施術になりますので、ご注意ください。



顎関節症ってご存知でしょうか。口を開けていくと途中で「ガコ!」と鳴ったり、口を大きく開けることが
できなくなるものです。




当院では特に女性の患者様に多く、治る物ではないと諦めてしまっている方が多いという印象です。
もちろんあごの関節やクッションになっている関節円板が変形してしまっている方は治りづらいですが、
それ以外の方は一度診せていただきたいと思います。

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正座ができない女性

2019/11/04 16:59 ジャンル: Category:治療の話
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こんにちは!いとう鍼灸院・整骨院の伊藤嘉信です。

今日は膝の上が突っ張って正座が出来ないという女性のお話しです。

そもそも正座は膝がしっかりと曲がらなければ出来ない座り方です。
しっかりと曲がるとは仰向けで寝た状態で膝を曲げると踵がお尻にくっつくことをいいます。
変形性膝関節症の重度の場合等で骨に変形があると曲がるようになるのは難しいことが
多いですが初期あるいは膝の機能が落ちているだけなら改善の可能性はあります。

膝の機能とは・・・長くなりますので、今後まとめて書きたいと思います。

患者様はベッドに仰向けの状態で膝を曲げると、踵とお尻の間に3~4cm程隙間が空きました。
それ以上曲げようとすると、お皿の上が突っ張っていたむそうです。
検査をしても靱帯や半月板に以上はないことから今回は筋膜の突っ張りが原因と考えました。
筋膜とは筋肉を包んでいる薄いラップの様なもので同じ姿勢が長いとか同じ動かし方ばかりしていると
固く突っ張るようになってしまいます。

これを特別な器具を使った筋膜リリースで調整します。
10分後・・・踵がお尻にくっつきました。

正座をしてくださいとお願いすると、はじめは痛いから嫌と断られてしまいました。
もう一度お願いすると、渋々正座をしてくれました。恐る恐る曲げていくと踵はお尻に
つき、正座が出来ました。
驚きと共に笑顔になっていました。聞くと3年ぶりの正座だそうです。
まだ何度か施術は必要ですが、無理なく正座が出来るようかんばりましょう!

もちろん施術効果には個人差があります。効果が出るまでの時間も異なります。
原因も皆様違いますのでご注意下さい。

※急性、亜急性の原因のある痛み以外は保険が使えませんので自費治療になります。
詳しくはお問い合わせ下さい。

首が痛い学生さん

2019/10/30 15:28 ジャンル: Category:治療の話
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こんにちは!いとう鍼灸院・整骨院の伊藤です。

今日は首の痛みのある学生さんのお話です。
きっかけは片方の肩に掛ける鞄を持った時に首を捻った時から首の痛みが出すると。
痛みが中々引かないのは関節が影響することがあります。

そこで、首の検査をしてみました。すると、首を前に倒しても後ろに倒しても横に倒しても、
横に捻ってもすべてに痛みがあります。
これは7個ある首の骨の連携がうまくいっていないからと考えました。

仰向けになってもらい首の下の骨を押さえて頭を動かします。そうすると、一つ上の首の骨を
動かすことができます。これを7つの骨全てに行います。
それから起き上がって首を動かしてもらうと痛みがありません。
さらにすべての方向への動きが大きくなっていました。
最後に関節を安定させるためにテーピングを貼って終わりです。

来月テストがあるそうです。
痛みがなくなることで勉強に集中していい点を取ってください。

産後のお母さんの骨盤調整

2019/10/29 21:27 ジャンル: Category:治療の話
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こんにちは!
いとう鍼灸院・整骨院の伊藤です。

今日は最近お問い合わせの多い、産後の骨盤調整の流れをお話ししたいと思います。

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今日は8月に出産されたお母さんが来院してくれました。
2人目のお子さんで、3700gの元気な男の子だそうです。

抱きながら立ち上がった際に腰が痛くなったとのことで、
施術室へ入ってきた時には腰が伸びず、足を少し引きずるように歩いていました。

まず検査をします。
仰向けで足を上げてもらうと、右の股関節と腰に痛みがありました。
足の親指には左右どちらも力が入りません。
これは典型的な骨盤の緩みによる歪みの症状です。

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処置をすると親指は力強く動き、腰の痛みも消えました。
ですが足を上げた時の股関節の痛みは消えません。
今度は足の感覚を検査してみます。
すると右の足だけ感覚が鈍くなっています。

右の骨盤は締まりすぎの歪みも併発していました。
これを処置します。
「固い」かなりガンコな歪みです。
処置を繰り返すと歪みは取れ、足を上げた時の痛みが消えました。

更にお話を聞くと、妊娠8か月の頃から恥骨に痛みがあったそうです。
通常恥骨は固い靭帯に囲まれているので、痛みが出にくい場所です。
ただし出産の前後には出産のため、
関節が緩みやすくなっており、痛みが出ることがあります。

ここは運動療法で対応することにしました。
恥骨を動かすための運動です。
シンプルですが効果の高いものなので、毎日続けていただくようお願いしました。

以上がおおまかな産後の骨盤調整の流れになります。
患者様ひとりひとり痛みの場所も原因も違いますので、
処置の内容も施術効果も少しずつ異なりますが、
気になることがありましたら何でもお気軽にご相談ください。


筋肉へのアプローチの意義!

2018/10/10 13:20 ジャンル: Category:治療の話
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こんにちは、いとう鍼灸院・整骨院の伊藤光世です。

以前は骨を整える大事さのご紹介をさせてもらいました。
今回は筋肉をケアする重要性をご紹介したいと思います!

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かたくなっている筋肉を揉みほぐしてもらうのって気持ちがいいですよね~(^^)  私も大好きです!
でも気持ちがいいだけではなく、筋肉を弛めるというのは、いろんな効果があるのです!

筋肉をさすったり揉むことには、こんな効果があります!
①腫れがひく!
②筋肉がゆるむ!

①腫れをひかせる!
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捻挫や打撲をした場所は、炎症が起こり腫れぼったくなります。
皮膚の下に水が溜まったままだと、皮膚はつっぱるし、組織が圧迫されて痛いです!
さすって余分な水を排水溝(リンパ節)に流してあげると、痛みの軽減&動きやすくなります。

②筋肉がゆるむ!
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よく使われている筋肉は力こぶ状になり、硬く盛り上がります。
筋肉内を通る血管は、盛り上がった筋肉に圧迫されて細くなり、十分に酸素などの栄養を筋肉に送れなくなります。
筋肉を揉むことで、血管を圧迫していた筋肉が動き、新鮮な血液が流れ込み筋肉が緩んできます。

気持ち良くて、痛みが軽減&動きが良くなるなんて、うれしいですよね(^-^)

骨と筋肉、両方ケアして、痛みをガマンしない、楽しい毎日にしていってください(^^)!!